「徹底比較 交換用D2」のコンテンツと重複する部分もありますが、ご了承下さい。 どんな性能で、どういうものなのかを TUV(ドイツ)と INTERTEK(米国)にて 実証された検査データを引用しつつ、解説致します。 ※ ECE/DOT取得の、proud D1/D2 4300Kをご説明させて頂きます。 ※ 製造工程・品質管理は他色温度もD3/D4も同じクオリティで生産されております。 (1)ECE認証をクリアしている/DOT認証をクリアしている proud D1/D2 (※以下、便宜上HIDランプと称します)は、正式に ECE(欧州にての販売が可能な厳しい基準)認証を取得しています。 これらは、ドイツの "TUV(テュフ)" という検査機関にて、正確にその性能を測定し、 クリア致しまして、ECE認証を取得致しました。 また、DOT認証というのは欧州のそれに対する、米国の同じような規格で、これは アメリカの "INTERTEK社" にて性能試験の上、取得いたしました。 すべて、実際の商品を複数検査し、そのデータを数値化。 全ての項目が基準値を満たしていなければ、合格しません(=認証不適合) 比較的時間がかかりますが、正確な数値を計測・実証できるもので、製品の品質と性能 を公にすることが可能です。 みなさんのお使いのHIDランプは "ECE認証等"を 取得していますか? (2)寿命が長い(正確に言うと、光量減衰率が非常に優秀) これは非常に大きなメリットです。HIDと言えば、「寿命2000時間」どこでも 見かける文字列です。寿命2000時間って一体どういう意味なんでしょうか。 いくつかのHIDランプを試験しましたが、寿命が1000時間に満たないものもあります。 たとえ、1000時間持てばいいやという考えでも、その基準は何でしょうか? 500時間後の光量が8割になってしまっては、本末転倒・・・。 寿命の基準は、意外に曖昧です。 しかし、ECEやDOT認証を取得する場合、寿命のデータも測定されます。 1000時間しか持たないモノに認証などを付与するわけにはいかないということです。 通常、DOT認証を取得する場合、 「1500時間後の明るさ(全光束)が新品時の75%ないといけません」 proud HIDランプはその性能を満たしていると言うことになりますが、その数値はどの ようなものか、ここで以下に公開したいと思います。(※INTERTEK公式データ)
最初のナンバー、バラストの入力電圧はあまり意味を持ちませんので、割愛します。 次の項目が "UVカット性能" を示す値です。 蛇足ですが、解説致しますと、 この数値は、最低でも 1.00*10^-5 を下回らないといけません。 4前後*10^-6ですから、余裕を持ってクリアしています。 さて次が、1500時間後の光束減衰率。これは前述の通り、クリア基準は75%。 以外と甘い気がします。 全てのランプに於いて95%以上を確保しており、余裕をもってクリアです。 この数値、大変優秀な数値だと、お褒めの言葉を頂いております。 最後が、1500時間後の全光束。減衰「率」をクリアしていても、1500時間後に1000Lm とかではお話になりませんので・・・。というわけで、データです。 これも納得の数字が並びます。全てに於いて、3200Lm前後を発生しています。 つまり、新品標準で3300Lm程度以上は確保しているという計算になります。 (3)光量が大きい 前述した内容と重複致しますが、proud D2S/4300Kのデータで3300Lm程度を発生。 これは、例えば大手のD2ランプを凌ぐもので、自動車用ではなく一般街灯等のメタル ハライドランプ等を製造している工場のノウハウを十分に生かした製品と言えるかもしれ ません。大手といいましたが、平たくいえば、純正装着のHIDランプのことです。 また、明るさには若干の個体差が発生します。許容範囲例えばは+-450Lmという数字が ありますが、proudシリーズ HIDランプは、+-100Lm前後で生産されております。 ちなみに・・・この数値(全光束)が、3600Lmを超えると、ECE認証には適合しません。 欧州では「明るすぎるライト」はNGな訳です。 ということは。3600Lmギリギリを発生するHIDランプがあれば・・・・。 現時点で最光のランプは、proud power vision の 平均全光束3500lmです。 ※ちなみに、PHILIPS Xtream XENONは、3200Lm前後の4600〜4700Kです<実測> ただ、絶対的な光量だけでは、最適な視界を作ることはできません。 詳しくは proud power vision にて記載しております。 (4)色温度が正確 色温度というのはどのように測定されるかご存じでしょうか? 照らして色味を見て、それがいわゆる「何ケルビン?」かを測定している・・・ 違います。 以下のシートをご覧下さい。 これはECEレギュレーションで定められた色温度のシートです。 X軸とY軸があることが解ります。試験結果にはX軸の数値とY軸の数値が記載されています。 例えば、ap-japan HIDランプの結果の1つが、X/0.359 Y/0.357 となります。つまり4300K 前後となっています(わかりにくいですね・・・)。単純に色を測定しているわけではなく、 X軸とY軸のカラーを算出して、色温度表にて色温度を確定させる。 ということは・・・左右に青くて上下にとても黄色いランプがあったとしたら、それでも、 そのXYを混ぜた均一なランプとほぼ同じ「色温度」が出来るかもしれません。しかし、 そこは規格というもの、DOT基準値の場合、"" X軸は300-500 Y軸は336-389 "" という基準があります。色温度にも妥協無き拘りをもって生産されております。 参考:TUV公式データ:検査サンプル3PCS A=X/0.359 Y/0.357 B=X/0.367 Y/0.376 C=X/0.362 Y/0.375 色温度にも若干の個体差があり、おおよそ+-100K前後の左右差で生産されます。 (※人の目では判別できません) (5)その他の基本性能・・・ その他、試験結果のシートには、 1) 全光束の25%に達するまでの時間 2) 全光束の80%に達するまでの時間 3) 電極の位置と寸法(前方からの位置・90度からの位置) 4) アーク<発光時の発光部>の位置と寸法 5) 精細な電流電圧の数値・・・・等々 本当にに多岐にわたる細かい検査項目があります。 (参考 R99<自動車放電灯>ECEレギュレーション項目) http://www.unece.org/fileadmin/DAM/trans/main/wp29/wp29regs/r099r2e.pdf そして、全てをクリアして "ECE認証" や "DOT認証" を取得することが可能となります。 その全てをクリアしている proud HIDランプは、日本仕様の6000Kや8000Kと言えども、 同プロセス(製造固定)同ファクトリにて生産・管理される大変クオリティの高いランプです。 如何でしたでしょうか。 なんとなく駆け足でしたが、わかりにくい部分もあったかとおもいます。申し訳ありません。 クオリティの高い、proud シリーズ 及び、 同ランプ管を用いた高品質な BASIC HID SYSTEM KIT を今後ともよろしくお願いいたします。 |
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